原子力発電について

一昨年、柏崎原子力発電事故で、死人や風評被害で大損害を被った柏崎市の人々は大変だったことと思います。
約2年間、新潟県知事は故障機に使用許可を与えませんでしたが、東京電力をはじめ、様々なところからの圧力に根負けし、稼動を認めざるを得ませんでした。
一昨年の夏、みんなが節電に協力したら別に不便はありませんでした。どうして私達日本人は電力を節約することを考えないで、使うことばかりに重点をおくのでしょうか？

ロンドンでは、昨年4月から、家庭用に電力消費の少ない、LED（発光ダイオード）電球の無料配布を始めました。ヨーロッパの国々が電力の消費を少なくするような生活を考え、行動を起こしています。

ドイツでは、今後原子力発電を作らないことが決定されました。

私達の国では、省エネを謳いながら電力使用のためのあらゆる機械の開発がなされています。他国では見られない、500万台に近い、景観を壊し、500万軒の家庭電力に値する電力を消費する自動販売機が本当意必要なのでしょうか。

原子力発電とは、一定の電力を作り始めたら、不要になったからといって、調整はできず、半永久的に電力を作り続けるものなのです。そのために、たくさんの原料のウランをカナダやオーストラリアやその他の国々から運ばせています。原子力発電を造る前に、「節電のすすめ」が必要ではないでしょうか。電力会社の株の上昇にウキウキしている時代はもう終ったのでは? と思うのです。

もし、電力会社や政府要人が言うように、原子力発電が安全であれば、東京湾に造ればいい。地方から東京に電力を送電するためには、およそ40%の電力を放電しているのです。

JAIF 社会法人 日本原子力産業協会 HP      
経済産業省 資源エネルギー庁 HP  より